実家に新盆 迎え送り
お盆迎えからはじまり、親戚や隣組と続々と人が訪れました。
お盆を迎えるために前々から飾り棚を見に行ったり
庭を片付けて駐車場にしたり、草むしりをしたりと
81歳になる母は働いていました。
手伝えることは手伝いましたが、随分と気を使っていたようです。
新盆ははじめての事で盆提灯が必要なこと
盆提灯の光を目指して仏様が帰ってくること
お飾りはナスやきゅうりの他、小さい容器にご飯や味噌汁おかずを入れて、果物やお花を飾り、来訪して下さった方々にお茶を出し、お話をして随分と賑やかな新盆になりました。
父も喜んでいたと思います。
そんな新盆の内情を少しお話すると
新盆でお包みをしてくださる仏袋は「御佛前」「新盆 御見舞」となり、
お包みの金額は
隣組さんはお返しなしの千円、一般の方は3千円から5千円
親戚5千円から2万円と言った感じでした。
お返しの品も事前に葬儀店に言って決めましたが、プロいわく「使って無くなる物」や「食べて無くなる物」が良く
「そうめんセット」「うどんセット」「生活用品セット」等を頼みました。
お包みの金額をその場で見る事は難しいので3千円位の品を用意したのと、お返し無しの千円の方もの気持ちで千円位の生活用品セットを用意しました。
夏の暑い時期なのでポットに冷たい麦茶を用意し、茶菓子を用意し
来訪いただける方に、その都度お茶をだしました。
田舎だからなのか、皆さんお線香を上げてもすぐには帰らずに
いろいろ話をしてくださり、良かったです。
写真の新盆の棚はレンタルをし組み立てから周りの飾りまで葬儀屋さんがやってくれました。
昔は自分の家で作り、毎年縄や折り紙の装飾も手作りだったようです。
お寺さんも新盆だと拝みに来訪いただけます。その料金は「1万円」
盆あかりを貰うのに3千円でした。
地域でも差があるようです。
お寺さんに渡す袋は「お布施」です。
送り盆の時庭先で、棚に飾った折り紙や縄を少し燃やし
その煙で仏様があの世に帰るそうです。
今は火事の事もあるので、あまり燃やしたりする事は控えめにするそうです。
盆の時の服装ですが、地域や家柄にもよりますが、地味めな普段着で良いらしく、来訪頂いた方も普段着でした。
遺族側は夏向けの黒のブラウスでも着用していれば尚よいという感じでした。
新盆が終わると一周忌です。この時は喪服着用ですね
はじめての事でまごついた事もありましたが、無事におわり良かったです。
とても感じたことは残された遺族がどれだけ、仏様を大切に思うかということです。
やってみて、はじめて分かることばかりで、これを引き継ぎご先祖様を大切にする気持ちも引き継いでいくことの大切さを感じました。