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クロコダイルのバック、パイソンのバック ネイル
9月24日に胆管がんのために亡くなられた女優の川島なお美さん
通夜 祭壇では川島さんの好きだったワインが置かれ 白いお花と赤いお花も飾られていた。
一般の方の場合赤いお花を飾った所を見た事がないが、本人が好きな物は色を問わず飾ってもなんら差支えないのだと感じる。ワイングラスの中のワインはロゼ、遺影はピンクや赤の花が背景の華やかな物、芸能人でご本人も華やかな印象の方だったので、祭壇に違和感が不思議とない。
ワイン葬といわれ「わたしの体をワインからできているの」とこよなくワインを愛した川島さんの葬儀となった。祭壇はワインをイメージした物となった。ワイン色の衣服を着用したともいわれている。
やはり、故人の好きなお花や好きな物でなんら構わないのが一番良いと感じる。54歳の若さで死去された川島なおみさんにお悔みを申し上げます。
参列者
芸能人の喪服スタイルは一般的にはタブーとされているクロコダイルやパイソンのバックを使用している。革は殺傷をイメージさせるので本来は控えた方が良い。
ネイルに関しても芸能人らしい赤で参列している、故人川島なおみさんがワイン好きでワイン葬なので、あえて赤のネイルにしているのかもしれないが、やはり赤のネイルは違和感を感じる。
一般的には膝は隠れる長さがマナーとされているが、一般的にも今スカートの丈の長さは膝が見えても失礼にはならないという意見もあり、膝上丈の喪服も販売されている。マナーとしては膝が隠れる長さを重んじる人は多い。
女優 南野洋子
髪をまとめ、黒一連真珠にイヤリング、布製のバックに高級感のあるアンサンブルスタイルの喪服、正統派のスタイルが品の良さを感じ安心する。
こちらの記事、写真は全てヤフニュースから
黒い手袋
画像はサンスポより(撮影・今野顕)
サンミュージックプロダクション代表取締役会長相澤さんの葬儀に酒井法子さんの服装、髪をすっきりとまとめマナーの行き届いた印象です。お焼香の前には黒い手袋を着用されています。(お焼香の時は手袋は外してました。)
ネイルをしている女性が悩む一つにネイルを落とすべきかどうか?本来ならネイルは落とした方がベストですが急な葬儀に落とす時間が無いや仕事などでどうしても必要な場合最低限のマナーとしてフォーマル手袋を着用するのが一般的です。
式の最中は常に着用し外してよいのはお焼香の時のみです。ネイルを隠せます。
参考)
黒いハンカチ
画像はmsn経済ニュースより(撮影・今野顕)
サンミュージックプロダクション代表取締役会長相澤さんの葬儀に歌手の松田聖子さんの参列時の服装。左手には数珠、悲しみの涙を表す一連の真珠のネックレス、中でも目をひいたのが、黒いハンカチです。正式なマナーではハンカチは黒が良いとされています。髪はまとめていないものの、細かい所までマナーがしっかりしている印象です。
白い喪服
現在、喪服のイメージは黒ですが日露戦争以前は白い喪服が主流でした。遺族は白の喪服を着用する習慣を守っている地域もあります。
中村勘三郎さんの本葬の際、妻好江さんの白い喪服がひときわ目をひいた
さんすぽ
(白い喪服 画像さんすぽより)
時代劇の切腹のシーンに白装束を見たことがあれば、違和感はありませんね
追記、
江戸時代まで喪服は喪主に限らず、白が一般的でした。
明治11年の大久保利通の葬儀の際に多くが黒の大礼服で出席そ、上流階級において黒が喪の色として認識されました。
次第に明治期を通じ喪服は紋付地黒の羽織袴、女性は黒色の紋付が着用される様になりました。