人の一生の最後のお別れの葬儀
葬儀に参列し、本当に思う事は
人の一生の最後のお別れなのだと言うことです。
遠い親戚ですが、何度も会った事もある人で、ふくよかで、元気で明るい人で、友達も多く、趣味も多い人でした。
そんな人が、認知症になってしまったのです。不思議です。
ご主人が先に突然亡くなり、その時ですら、気丈に明るく振る舞っていました。
それから、程なく、認知もすすみ、癌に侵され、ふっくらとしていた
体型が、食べられなくなり、点滴の生活になり、すっかりやせ細ってしまいました。
お見舞いに言った時に会話ししましたが、力のない声になっていました。
そして、亡くなってしまいました。
それでも、息子さんは気丈に振る舞い、無事に葬儀を終えることができました。
葬儀も当たり前のように、おもわれるかもしれませんが、世の中には
親の葬儀の喪主にもならず、葬儀にも参列しない人もいるのです。
親との関わりの中での事ながら、最後のお別れの時を、子供が居ない
葬儀など、本当に寂しいことだと、思います。
亡くなった親戚の叔母さんは、最後の日々は介護施設で、楽しい日々ではなかったかもしれませんが、元気な時には、人生を謳歌していたのだと思います。
ならば、その人生も素晴らしい事だったと思います。
時間が有限であり、肉体はいつか滅びる時がきても、自分の人生は良かったと思える日々を私達は過ごしたいものです。