遺族の葬儀

義理父の死

訳あって久しく疎遠になっていた父が具合が悪いと知らせを受け
病院に駆けつけました、その時は会話も出来、孫のこと私のことも分かりました。親戚がいたので余り会話はできませんでしたが、
笑顔を見せてくれました。


次の日には出張の主人も戻り、長男も呼び寄せ、家族で再び病院に行きました。


本の気持ちと父と孫との写真と主人(息子)の写真も持参しました。
長男は初孫という事もあり、それは大変喜んでくれ可愛がってくれました。私が産後体調が悪く長男を預けってくれた時も、子守を夜中見てくれたのは、義理母ではなく、義理父でした。


夜中、何度も起きる手のかかる孫の面倒をみてくれたのでした。
その後も孫を何処かに連れて行ったり、おもちゃを買ってくれたりと
散々面倒を見てくれました。


何年振りに合った父は随分と年を取り、それでも会話もでき
話の内容もしっかりしていました。


私は「子どもたちがこれから結婚する時には呼ぶから、長生きしてください」と言った言葉に、「分かった申う少し生きないとなぁ」と言っていました。

訳あって疎遠になってしまいましたが、何時も孫の事を心配し
主人の事を気にかけていたのだと思います。

そんな義理父が亡くなったと知らせを受け、喪服を用意し、葬儀のパンフレットを用意し、子供達に連絡し主人の帰りを待っていました。


ところが、主人は葬儀に出ないという決断をしました。
細かい事は言えませんが、それでも葬儀に出た方がいいのではないか?と何度も話しましたが主人の意思は固く葬儀に出ないことになりました。


普通では考えられない事で、常識外れで、ありえない事です。
私と子供だけでも参列しようかと随分と悩みましたが、本来喪主となるべき主人が参列しないのに、私達が出れる訳もなく
本日に至りました。



せめてもの救いは生きている内に会えて、子供達の成長を見せられた事と、父が「悪かったな」の言葉に「何も心配しなくていい、大丈夫だから」と親子で蟠りを少し解けた事でした。


孫の事主人の事、私の事何時も心配してくれて、ありがとう
私達が出来るのは、父が始めた仕事を引き継ぎ何とか続けてやっていくことと子供達を自立した大人になれるよう手助けする事、それが供養になると信じています。


おとうさん ありがとう

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