遺族側の葬儀

遺族側の葬儀

その日は突然やってきました。親戚のおばさんの訃報です。
小さい時何度かあったくらいでしたので、顔は覚えていましたが
ほれほど近い間柄ではありませでしたが、葬儀、告別式に参列することになりました。


一般の参列者ならば、お焼香をして帰るというスタンスですが
親戚となると、集合時間11:30⇒お昼の会食(お稲荷さん、海苔巻)⇒受付、⇒葬儀 ⇒告別式 ⇒7日法要 ⇒斎場 ⇒火葬 ⇒清めとまるまる1日はかかります。お葬式は一人の人の儀式として厳粛なことなのです。


通夜からの場合は2日、喪主側ならば数日間はかかります。



おばさんは94歳、無くなる日まで元気に働いていて、旅行、カラオケ
と多趣味だったようです。葬儀に参列しておばさんのような亡くなり方が本当にいいなと感じました。


94歳で迄働けることの凄さ、病院のベットの上で痛みや苦しみ亡くなったり、何処か具合が悪かっあり、足腰がわるかったりして亡くなるより、本当に素晴らしい生き様だと感じます。


だれでも、いつか死は訪れますが自分自身が自分の人生は幸せだったと思えることが本当に大事だと考えさせられました。


女性は往々にして、退職後は第二の人生とばかりに自分の趣味を大切にし生きる元気なシニア層も多く、逆に仕事人間だった男性はリタイア後の過ごし方が下手な方が多いという話も聞きます。



日本人の幸福度は10代が最大で後は下降線をたどっているそうで
欧米では10代から30代は下降線ながらそこからシニアになるにつれて幸福感が高く齢をとる毎に高くなる傾向があるそうです。



これは、欧米ではリタイアした後に、夫婦でキャンピングカーでアメリカ横断をするのが夢だったので叶えるとか、仕事以外の趣味や少なくても心許せる友人、少しのお金が揃っていれば幸せを感じられるそうです。


この話を聞いて日本人に不足しているのは、「遊ぶ」事ではないかと感じます。「遊ぶ」というと何か悪い様にも感じますが、仕事で頑張った分のご褒美や仕事以外の世界の趣味や人間関係を若いうちから築けていると、リタイヤ後の人生も楽しく、老後の幸福度も違うのではないかと考えます。



94歳で亡くなったおばさんは、趣味を大事にして、元気で働けたなんで本当に素敵です。

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